肌のたるみでお悩みの方へ｜たるみの原因と対策を解説

たるみとは、肌の内側の美肌成分の減少や筋肉・脂肪の増減によって引き起こされる肌の垂れ下がりです。肌の弾力やハリが失われることで、実年齢以上の見た目の印象に代わってしまうことも。

加齢による影響を完全に食い止めることはできませんが、正しい原因を知り、適切な対策や治療を行えば、ピンと張った若々しい素肌を長くキープすることは可能です。

肌の内側にしっかりとアプローチして、たるみのない美肌を目指していきましょう。

美容皮膚科フェミークリニックが運営する「肌と年齢研究所」では、正しい医療情報を提供することで、患者さまが笑顔を取り戻すきっかけを作っていきたいと考えています。

たるみの原因（肌がたるむ理由とは？）

たるみができる原因にはさまざまなものがあります。たるみを悪化させないためにも、まずはたるみの原因をしっかりと押さえておきましょう。

たるみができる原因

加齢による美肌成分の減少

肌の内側にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分は、20代をピークに年々減少していくことがわかっています。これらの美肌成分が減少すると、肌を内側から支える力が弱くなり、ハリや弾力が失われます。その結果、皮膚は重力の影響を受けやすくなり、たるみを引き起こします。

筋肉や脂肪の減少

顔の筋肉や脂肪が減少することも、たるみを引き起こす原因になります。加齢や生活習慣の乱れなどで顔の筋肉や脂肪が減少すると、まるで空気が抜けた風船のように、肌の表面にハリや弾力がなくなり、余分な皮膚が垂れ下がります。

皮下脂肪の増加

栄養バランスの乱れや運動不足などによって皮下脂肪が増加すると、脂肪の重さを皮膚が支えきれなくなり、たるみの原因になっていきます。また、加齢による代謝の低下も、皮下脂肪が増加する原因になります。甘いものの食べすぎは、糖化によるシミの原因にもなるため注意が必要です。
肌のバリア機能も低下してしまうため、ニキビやシミ、たるみ、黒ずみなどの肌トラブルに発展する可能性も高まります。

紫外線や乾燥

紫外線や乾燥は、肌の老化を早めたり、美肌成分を減少させたりする原因になるため、皮膚のたるみを引き起こします。紫外線や乾燥は、ニキビやシミ、しわ、毛穴の開き、黒住などの肌トラブルの原因にもなるため注意が必要です。紫外線対策や保湿をしっかりと行って、肌のターンオーバーを正常に保ち、うるおいとハリをキープしていきましょう。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や過度な飲酒、喫煙などの習慣は、肌の老化を早め、皮膚のたるみを引き起こす原因になります。生活習慣が乱れるとストレスも溜まりやすくなり、ホルモンバランスが乱れて肌のうるおいやハリも低下していきます。たるみのない肌を目指すためには、生活習慣を見直し、肌や心身の健康を促進することが大切です。

たるみができるメカニズム

たるみのない健康的な肌は、肌の内側にあるコラーゲンやエラスチンの産生が活発で、線維芽細胞がしっかりと肌を持ち上げています。また、顔の筋肉がしっかりと皮膚を支え、適度な脂肪分が肌にハリや弾力を与えています。

しかし、加齢やホルモンバランスの乱れ、筋肉や脂肪のバランスが変化することで、皮膚を支える力が徐々に弱まり、皮膚が重力に逆らえなくなっていきます。

たるみを改善するには、減少した美肌成分を補ったり、肌を内側から持ち上げる力を回復させたりすることで、たるんだ顔の皮膚や筋肉を引き締める必要があります。そのため、肌の表層に働きかける市販の化粧品やエステサロンの施術では、たるみの根本的な改善は難しい場合がほとんどです。

たるみの種類とできやすい部位

毛穴やまぶたのたるみ、小じわ

コラーゲンやエラスチンが減少することで肌のハリが失われ、皮膚の表面がたるみやすくなります。顔の毛穴が開きやすくなったり、まぶたが垂れ下がったような印象になったりします。肌がたるむことによって、目元や口元に小じわもできやすくなっていきます。

クマや目の下のくぼみ

目の周りの筋肉が減少したり、脂肪の量が変化したりすることで、クマや目の下のくぼみが目立ちやすくなっていきます。顔の印象が暗くなってしまったり、年齢よりも老けた印象を与えてしまったりする可能性があります。

しかし、セルフケアやエステの施術で肌の内側の筋肉や脂肪にアプローチすることは難しいため、早めにクリニック治療に切り替えることをおすすめします。

フェイスラインやほうれい線のたるみ

顔の皮膚を支える筋肉が弱まったり、肌の内側の美肌成分が減少したりすることで、口元やあごの皮膚にハリがなくなり、フェイスラインやほうれい線にたるみが目立つようになります。

たるみをそのままにしておくと、フェイスラインのしわやほうれい線の溝が深くなっていくため、早めにクリニック治療に切り替えることをおすすめします。

たるみを予防し、悪化を防ぐには？

たるみを予防し、悪化を防ぐためには、肌の内側の美肌成分の減少を抑えたり、顔の筋肉を鍛えたりすることが有効です。また、紫外線対策や保湿をしっかりと行い、肌をダメージから守っていくことも欠かせません。

若々しい美肌を長くキープするために、以下の対策に取り組んでいきましょう。

表情筋を鍛える

顔の表情を作る筋肉は、加齢とともに衰えていきます。年齢を重ねるにつれて筋肉が硬くなったり、ストレスや忙しさで笑う機会が減ったりして、顔の筋肉の動きが少なくなっていくからです。

そのため、たるみを予防するためには、早いうちから表情筋を意識して鍛えていきましょう。美しい姿勢も保ちつつ、やさしく微笑むような表情を常に意識してみてください。目の周りや口角の筋肉を衰えさせないためには、表情に適度な緊張感を持ち続けることが大切です。

疲れているときや嫌なことがあった時こそ、常に微笑みを崩さないようにして、気分も肌も明るい状態を保っていきましょう。

血行を促進する

血流の悪化は、肌や筋肉に供給される栄養や酸素の量を低下させ、ハリや弾力を低下させる原因になります。また、血流が悪いと肌色も暗く見えてしまうため、肌のたるみが目立ちやすくなってしまいます。

たるみを予防し、悪化を防ぐためには、血流を促進していきましょう。血流を促進するには、ゆったりとしたバスタイムを楽しむのがおすすめです。

ぬるめのお湯に長くつかることで、身体の芯がしっかりと温まり、血行が促進されます。疲れやストレスも発散され、ホルモンバランスも整いやすくなります。夜もぐっすり眠れるようになりますので、健康な美肌を長くキープしたい方は、毎日のバスタイムで血行を促進していきましょう。

生活習慣を改善する

たるみを予防し、悪化を防ぐためには、基本的な生活習慣を改善することも大切です。

肌や筋肉を若々しい状態に保つために、タンパク質やビタミンを多く含む食品を積極的に食べましょう。睡眠は1日7時間以上を確保し、寝不足にならないように注意してください。運動は1日30分以上の有酸素運動を継続していきましょう。

ウォーキングやジョギング、体操などの手軽で継続しやすい運動がおすすめです。肌や筋肉の老化を防ぐためにも、飲酒や喫煙はできるだけ控えると良いでしょう。

ストレスを発散する

ストレス発散も、たるみの予防や悪化を防ぐのに効果的です。ストレスは肌や筋肉の老化を早め、肌のターンオーバーを乱したり、乾燥や炎症を引き起こしたりする原因になります。ストレスはいつの間にか溜まってしまうものなので、常日頃からストレス発散に取り組むことが大切です。

平日の夜や休日は、楽しいと思える予定をスケジュールに組み込んでいきましょう。趣味やスポーツ、カラオケ、読書、映画鑑賞、アウトドアなど好きなことならなんでもOK。家族や友人と団らんしながら食事を楽しむのもおすすめです。

正しい洗顔や保湿を行う

古い角質や余分な皮脂汚れは、肌のターンオーバーを乱し、肌色を薄暗い印象に変えてしまいます。目の周りや口元を明るい印象に保ち、たるみを悪化させないためにも、正しい洗顔と保湿を行っていきましょう。

まずぬるめのお湯で予洗いをし、クレンジングでメイクを落とします。その後はたっぷりホイップした泡でやさしくマッサージ。決してごしごしこすらないこと。摩擦は美肌の大敵です。すすぎ洗いはたっぷり行い、清潔なタオルでやさしく水分を吸収させたら、自然乾燥せずにすぐにたっぷりの保湿を。洗顔は朝晩の1日2回、洗顔のし過ぎは逆効果です。

洗顔料や保湿剤は弱酸性の肌にやさしい製品を選びましょう。タオルも肌触りの良い天然素材の製品がおすすめです。

たるみを治す！フェミークリニックの美肌治療とは？

たるみの原因を市販の化粧品やエステサロンの施術で改善することは難しい場合も多いです。たるみは肌の内側の美肌成分の減少や筋肉の衰えなどが原因だからです。

たるみを効果的に改善したい場合は、フェミークリニック（東京・大阪）のたるみ治療をお試しください。フェミークリニックは、2003年の開業以来、20年以上の美肌治療実績があるため、なかなか治らないたるみも大幅な改善が期待できます。

フェミークリニックがおすすめする最新の美肌治療メニューをご紹介します。

たるみ治療の症例

たるみ治療のよくある質問